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2006年7月26日 (水)

手抜工事の真相

耐震強度偽装問題が表面化するとともに、「手抜き工事」の実態が報道されました。
「手抜き工事」を行うのは悪徳業者だというスタンスです。
問題はそんな単純な構造ではないのです。普通の会社で「手抜き」は行われています。極めて一般的にどこの業界でもそれは行われているのです。建築業界に限った話ではありません。
「ご予算に合わせて行います」というのがそれ。よく聴きますよね。「ご予算」が本来必要なコストに届かなかった場合、「予算内で最善の方法をとる」ことになります。それはあくまで「予算内」のことですから、本来必要なことは行われません。本当は満たしていなければならないクオリティに届いていないのですから、その意味では「手抜き」ということになります。

ダンピング規制のないコストダウン競争はクオリティの低下をもたらすのです。

仕事はほしい、でも本来必要な値段では仕事がとれない。みんなそこで悩んでいるのです。大手の下請けをやっている業者さんは、もう悲惨です。営業は取れる値段で仕事をとります。しかもその営業マンはその仕事、例えば塗装について熟知しているわけではない。で、どうするか、どこかにしわ寄せがいきます。人件費のダウン、そして工程のクオリティのダウン。こうして、善良な業者までもが手を抜かざるを得なくなっているのです。

『見積書を理解する』

かかるべきコストはかかるのです。そう割り切ってみると、削減できないか交渉の余地も見えてくるものです。
見積書を業者さんから取ってみてください。「工事一式」とあるいわゆる一式見積もりだったら、見積もり明細を出すようにいってください。
それを出してこない業者は論外。
明細がわかる見積書を手にしたら、これを読み解く必要があります。

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